拝殿は、左右廻廊と共に安永9年(1780)に初代立川和四郎冨棟が請け負っていることが、残された請負証文で明らかとなっています。社伝によると天明2年(1782)に完成したとされています。
拝殿は梁間2間桁行1間の木造切妻造平入りの総ケヤキ造りで、屋根は銅板葺きです。
この建物は大きな屋根を支えるための組物や、多数の斗の積み重ねと彫刻によって美観と豪壮な雰囲気をかもしだしています。
左右廻廊は、木造切妻造平屋建てで、拝殿の左右に配されています。両廻廊ともに4間左右に広がったのち、正面に向かって折れています。建物外面は連子格子および板壁とし、内面は開放されています。
建築年代は詳らかではありませんが、17世紀後期と推定されます。
木造切妻造平屋建てで、銅板葺です。形式は四脚門に似ていますが、内部に高床式の板張床を設けています。また、正面に両開きの扉があり、左右両側の下部が板壁となっています。
社伝によると、天保13年(1842)に完成されたとされ、弘化3年(1846)の「普請諸入用調帳」も残されていることから、このころ建築されたと考えられます。さらに、この「調帳」から立川和四郎冨昌の請負であることが判明しています。
建物は梁間3間、桁行4間の木造切妻造妻入りで、銅板葺です。柱はすべて丸柱で、身舎外側の四方に浜縁と擬宝珠高覧を廻し、正面のみに階を備えています。
手前2間は、舞人が舞を舞うところで吹放となっており、奥2間は楽奏室で、周囲には格子がはめ込まれています。
大 祭 祈年祭 2月20日
例祭 9月朔日(現在は10月第1日曜日)
新嘗祭 11月23日
特殊神事 御下賜林記念祭 5月7日
御射山神事 8月27日 8月28日
春宮祭 4月15日
式年正遷座祭 御柱祭の12日前の卯・酉の日
式年御柱祭 卯年・酉年 5月中の卯・酉の日(現在は5月初旬の祝日)